2学期になってしばらくたち、今日ゎ体育祭の予行練習だ。

予行練習の為、長い長い開会式ゎ短くてすんだ。

そして、競技が始まった。

プログラム第1番目ゎ3年生の徒走だった。

そして、次ゎひろむくんが走る番。

周りからゎ

「きゃーーー!ひろむくーん!
がんばってー!」

そんな声がたくさん聞こえてくる。

そんな中、私の隣で

「ひ ろ む くーん!
がーんばってー!」

そー、真奈美が叫んでた。

ひろむくんの元カノ。

寧々さんの妹。

私と同じクラス。

そんなことをかんがえていると、

「はる??どーしたの?」

と杏が言ってきた。

「ん??なにが?」

「だって、すっごい泣きそーな顔してるよ?」

「うーん、あは、は、」

あー、泣きそー。

泣くのを我慢してるところに呑気に声をかけてくるひろむくん。

「はーるー!俺の走りみた?
はやかったっしょ?」

「う、うん!すごかったね!」

私ゎ無理やり笑顔を引っ付けた。

「……………はる?なにがあった?」

「!?べ、別になにもないよ?」