ピーンポーン






「あ、モカです。」






ガチャ






入って入ってとハルが出迎えてくれる







ハルの部屋に入り、ベッドの前にあるテーブルの前に座る






「で、話って?」





数分の沈黙が続いた中、ハルが言う






「あ、あのね…ハルって好きな子いるんだよね…?」






ハハッと笑い声が部屋に響く






「なんだ、話ってそれか!」







「きになっちゃって…」







ハルはわたしの横に座り、まっすぐわたしを見た






わたしの頬に手を当てる








「俺の好きな人。」









え。







思考が停止。









ハルの好きな人がわたし???!








「えっーーーーーー!!!?」







あはははっとまた笑うハル







「そう、俺の好きな人は目の前にいるモカ。」









耳まで真っ赤に染まるわたし







「こんなチャンスあんまりないと思うから、ちゃんと聞いて?俺はずっと小さい頃からモカが好きだった。よかったら今日から幼馴染じゃなくて恋人として付き合ってください。」












ぶわっと涙が止まらなかった







両思いだったなんてまさかの展開







「うわああああん」







「え!なに!モカ!どした!」






「嬉しいよーーーーー、わたしも、グスン、、好きだった、ずっと好きだった」





「小さいときに俺はモカと結婚するっつったもんな!」





!!!





「覚えてたの?!うわああん」







と抱きつくモカにハルまでもが耳まで真っ赤に染まる







ポンポンっと頭を撫でられる






「てことは、今日から恋人で決定?」





ニヤっとする彼。





「ふふ、よろしくお願いします」