帰り道、ひとり歩く私。






そういえば、なぜこんなにハルの好きな人が気になってるんだろう





小さい時からずっと一緒だった。





家も隣。





なんでも話せる仲、分かり合える仲。







いつの間にかハルが男らしくなってて





学園の王子っていわれるくらい





人気があって…






わたしとはまるで反対の世界にいるみたい







でも、ハルは覚えてないかな






小さい時に






「ハル、大きくなったらモカと結婚する!」





って顔が泥まみれのままゆわれたの







思い出して笑みがこぼれる






ハッとなって気づいたわたし。








わたし、小さい時からずっとハルのことすきだったんだね







やっと気づいたよ






でもハルにはもう好きな人がいるもんね







ずっとずっとこの想いを隠さなきゃ。







そう心に決め、ハルの家へと急ぎ足で向かった