「説明しろよ!優!!」
優くんは自分の席に座り、満面の笑みで言葉を並べていく。
「俺達やり直すことにしたんだ」
その言葉を聞いた二人は、たちまち笑顔になる。
「は~良かった。まじ嬉しい!」
「これでまた四人で遊んだりできるね!」
あたしたちを祝福してくれるみんな。
その人たちのためにも、あたしは幸せにならなきゃ。
築いていこうね、幸せを。
昼休み時間になり四人で会話を楽しむ。
一年生のときみたい、と思ったのはあたしだけかな。
「あたしトイレ行ってくる!」
そう言って、教室を飛び出た。
優くんの隣にいると胸が苦しくなる。
心臓がおかしい。
笑った顔が、好きという気持ちを増やしていく。
優くんは余裕かもしれないけど、あたしは余裕なんかない。
トイレに行って、緊張を解したあと、教室に戻る。
その時、誰かに呼ばれた。