16歳の誕生日。
大切な人の存在を改めてて知りました。
あたしは…
あなたを愛しています。



けれど、あなたに隠し事をしている。
絶対言ってはならない秘密。
あなたを守るために自分を犠牲にする。


ごめんね、あたしは馬鹿だからこんなやり方しかできないの…。



長い夏休みが終わりを告げた。
今日からまた学校が始まる。
季節が夏から秋へと変わっていくのだ。
あたしはそれを肌で感じる。


夏休みは、いいことが沢山あった。
優くんとの想い出が今も鮮明に思い出すことができる。
あの水族館の日。
眩しいあなたの笑顔を忘れないよ。

そして誕生日。
最高だった。
改めて存在の大きさを知れたよ。



全て、優くんだから。



でも…この傷を見たら、恐怖が芽生えるのだ。

それは、昨日できたアザ。


肩から腕の辺りに、青いアザができている。




思い出したくない。
昨日のことなんて…


あたしの中から消えて…