いつもあたしのことを思い出して欲しいから。
「うん」
優くんは照れながら、あたしのようにしてくれた。
お揃いだね。
プリクラを撮ったあと、斉藤くんと沙紀と別れ、帰宅することにした。
「今日楽しかったね!」
「うん、そうだな~」
さっきから優くんはプリクラばかり見ている。
そんなに嬉しかったのかな?
「プリクラ…今度は二人のが欲しいな」
もっと想い出を増やしたいから。
だから賛成して?
「うん、撮りに行こうよ。今度」
「絶対ね」
絶対に絶対だよ?
「俺プリクラ初めてだったんだ」
「嘘ぉ?」
なんか意外かも。
元カノとかに言われなかったのかな?
こう考えたら嫉妬が芽生えてしまう。
…やめよう。
あたしが初めて…
優くんにとってあたしが一番になれるのはまだまだあるかな?