渋々賛成した感じだったけれど、安心したあたしはほっと息を漏らした。
ほらだって、優くんはゲームセンターとかうるさい場所を嫌いそうだから。


だから安心したの。



あたしたちは元気よくゲームセンターに向かう。やはり中は思わず耳を塞ぎたくなるくらい大音量だったけれど、我慢。
奥に進むとプリクラコーナーが設けてある。
『男子同士立ち入り禁止』の看板を見て、優くんと顔を見合わせ笑った。


良さそうなプリクラ機を選び、いろいろ操作をする斉藤くん。
横1メートル、縦1メートルの箱の中に入る4人。
なんか緊張するな…。


「じゃあ撮るよ~。笑って」



どんな顔をすればいいのかな?なんて思っているうちに、もうフラッシュに包まれていた。


ちゃんと笑えていたかな?

緊張していなかったかな?



久しぶりに撮ったプリクラがすごく新鮮に感じた。