一日、一日過ぎていくにつれ、優くんのことがもっともっと好きになっている。
四六時中一緒にいたい。
そう思ってもいいかな?
時は流れ、テストが終わった。
出来はどうかな。
また優くんの隣に並びたい。
「優くん、帰ろ!」
テスト期間中、優くんと一緒に帰ることはなかった。
勉強に集中しよう、と二人で決めたこと。
今日からまた一緒に帰れる。
それに今日は部活がないしゆっくり遊べる。
嬉しいな。
「うん」
「ちょっと待ったー!」
すると帰ろうとするあたしたちに向かって、こう言ってきた人たちがいた。
それは、斉藤くんと沙紀だ。
「何だよ?」
「今から4人で遊ぼうぜ!」
満面の笑みであたしたちを見つめる二人。
いきなりで驚いてしまう。
「え~」
脱力したように言う優くん。
「え~って言わない!ずっと前約束したじゃん、4人で遊ぼって」