家に帰ると優くんが言ったようにメールが来た。


《百合、今日はありがと。あとこれからよろしく》


全てが愛しい。


《こっちこそ送ってくれてありがとう(*^o^*)今日が私達の記念日だね》



記念日は、4月27日。春風の心地よい、夜空の綺麗な日。


ずっと、忘れない。
永遠に、覚えています。

大切な記念日を。



この夜、優くんとメールのやりとりをし続けた。終わりたくなかったから。
優くんとどこかで繋がっていたいと思っていた。

受信ボックスに優くん専用フォルダを作ったあたしは、変かな?
それだけ嬉しいということなんだよ。




…そして翌日。
早く優くんに会いたくていつもより一本早い電車に乗ったあたし。
学校に着くとやはり早かったのか優くんの姿はなかった。


がっくり肩を落としたけれど、もう少ししたら会えるよね。
そして隣に座ってくれるよね。



早く会いたいなぁ…。