「ハハハッ。

おもしれぇこと言いやがる。

それもいいんじゃねぇか?

美憂になら、たくさん金を稼げる仕事を紹介できるからよ」




「自己犠牲なら、私にでもできるの!」




美憂はそう言って、泣きながら、オレの方に近づいてきた。




そして、オレのグニャリと折れ曲がった指に目を向けると、声を上げて泣き出した。