「止めろよ!

ふざけんな!

もう、止めろよ!」




オレはみっともなく泣きながら、大声で叫んでいた。




今、オレを支配しているのは、絶望だった。




いつ終わるかわからない拷問に耐えることの意味が、オレはしだいにわからなくなっていた。




大和田はきっと、この拷問ゲームに命をかける覚悟でいる。




だとしたら、オレも死ぬ気にならないと、美憂を救えない。




でも、そんなのって、あんまりだ。




オレだって、自分の未来を守りたい。




だってオレは、自分という存在でしか、生きていけないのだから……。