宏樹は、さりげなく美紗の手を吉野の方へ向けた

「ごめんよー。消毒するねー。(小声)」

「きゃー!冷たい」

「なんで!?なんで、するの!!!」

「我慢ねー。はい、チクッとするよー」

「大丈夫だ。美紗。俺が抱いてるから」

「ぅん。」

チクッ
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!いたーい!!!」

「ごめんねー!頑張れ美紗ちゃん」

「うわーーん!!」