「意味わかんね」



「分からないの?でもいいよ!私が分かるから!」



「そりゃお前の気持ちくらいお前がわかんの当たり前だろ」



「あ、そうだね!さすが古川君!」



「・・・」



その後すぐ、乗り換えのホームにたどり着いた



「すごいね、地図なしでここまで来られるなんて」



「2年間も毎日学校通ってたら事故とかあんだろ、普通」


「まあ、そうだけどさ」



「お前はさ、今までこういう時どうやって来てたんだよ?」



「それは、ケータイでシュシュッと」



「・・・こういう日になる度?」



「まあ、基本的には!」



「覚えられないわけ?」



「・・・まあ、人生にあまり深く関わりのないものは忘れていってしまうというか」



「電車って今のお前の人生に深く関わってるだろ」



う・・・痛いところをつかれました



「まあ、そうだけど、多分私の相性と合わないんだよ、道順を調べるっていう行動が!」




「ほんとにお前バカだろ」



「勉強は普通なのにね、私も不思議なくらいだよ!」



「・・・

あ 電車きた」