「じゃあ、蒼空ちゃんバイバイ」

「はい、また来てくださいね」

「もちろんよ」


あーあ、帰っちゃった

とりあえず、部屋に戻ろう

って

「お母さん、悠兄は?」

「きっとお風呂に入ってるわよ」

「ふぅん」

あぁ、眠い

カーテンを開ける

「今日土砂降りだったから星が見えないや…」

星一つも見えない

お月様も見えない

「おーい、風呂空いたぞ」

ちょっ!いつの間に!

悠兄は、髪の毛が濡れてて、

タオルで拭いてる状態

「ドライヤーで乾かしなよ」

「今の時代は、エコだよ!自然乾燥の時代だ」

「…頭臭くなるよ」

「……」


「ほら、悠兄」

あたしは、お風呂に入ったときにドライヤーを持ってきた

「あたしはもう乾かしたから」

「…乾かして」

はい?

「…なんでよ」

「メンドクサいから」

あ、あきれた!

ホントに高校生なの?まじで!

しょーがない…