廊下を歩いて府誰もが振り返る美少女...

ではない。

どんな服も着こなすようなスタイル...

でもない。

ノリとテンションでイケてるグループに

なんとなーく所属してきた。

のにも関わらず、高校生までの私は

「ああ、きっとあいつも私のこと

 気になってんだなあ~
 
 恥ずかしがって話しかけてこないのかあ。

 かわいいとこあるじゃんっ

 今日スカート少し短いからかなあ
 
 それとも、今日前髪変えてきたからかなあ

 なんか注目浴びちゃってるなああああ」

これを本気で思っていた。

そして自分もかわいいと思っていた。

お前の短いスカート、誰が喜ぶんだよ!という

突っ込みが来そうなくらい短いスカート。

調子乗ってるよな、とか

お前ばかだなあと男の子に言われることが

嬉しかった。

「だってそれって、私にかまってほしいんだよね!?

もう~みんなかわいいなあ」