はぁ…。
教室についた私。1人ため息をついていると何やら見覚えのある人が前に…
って優愛!!

「虹南。話があるんだけどなぁ。」

「ひっ…。優愛さまっ…お許しを!!」

顔はにこにこしてるけど、言葉が怖い。
そう。優愛は怒ると怖いのです。

「あんた、あたしを置いてよくも先に行きやがったったな。」

ひぃ…っ怖い怖い目が笑ってないよ。

「そ、それはですね、そのぉ。どうしても逃げたかった状況と言いますか…えっと、」

「言い訳はいらん。なぜ、置いて言ったのかと聞いてるんだ。」

「は、はいっ。」
優愛、怖すぎるよ…泣
「あいつが、来てそれで反射的に体が動いて逃げてしまったのです…ごめんなさいでした…」

「うむ。しょーがないな、許してやろう。」

「わっ…!ゆー」

優愛に思いっきり抱きつこうとしたら華麗に阻止された。

「そのかわり!今日の放課後私に付き合うこと!」

「はぁい。」

はぁ…。助かったぁ。優愛怖すぎだよ。でも、謝ったらちゃんと許してくれる。
まぁ、こういう所が優愛のいいところだけどね♪

「え、でも放課後何するの?」

「そりゃ、虹南にもオトコ作ってもらわないといけないし、わたしも欲しいし。」

「お、おとこ?!」

「そう。虹南には恋が見えなさすぎ!」
「って事で、合コン 行・ く・ よ ♡」

ご、合コン?!えぇー。やだ。やだよ。ぜーったいやだ!

「あ、のぉ優愛さん?私合コンは嫌いでしてね…」

ギロッ 無言で私を睨む優愛さん。
あぁぁ、またやってしまった。合コンは行きたくないし、でも、優愛に悪いことしたから、

「ゆ…」

トンッ…私の肩に誰かが触れた。

「ごめん、こいつ今日俺と遊ぶんだわ。だから合コンはだーめ!」