本棚に挟まれて、周りは誰もいない。

頑張れ!私!

「響。私と一緒に夏祭りに行って欲しい。だめ、かな?」

お願い!お願い、お願い。


「.......うん。良いよ。」


え?!うそ!

良いって言った?!今!
響、良いって言った?!


「ぃやあったぁ~!あ、声大きかった?!よね.......。」

ヤバイヤバイ。ばれちゃう。

そんな私のリアクションが面白かったらしく、

「あははっ。」

笑った。

かっこよすぎるって。

皆はあんまり気づいてないみたいだけど、
響は本当にかっこいい。

見た目も、中身も。