そのあと、4人で色々な所を回った。

桜ちゃんと、歩斗君がおどけて変なことして。
それを、私が笑って。
秋山君が本気では無いけど怒って。

とても楽しい時間を過ごした。


今までの私には考えられないような、暖かな日々だった。


それもこれも、全部秋山君のおかげ。


あの図書室で君に出逢っていなかったら、こんなこと、考えられなかった。


割れそうなほど、冷えた私の心を温めてくれたのは、他でもなく秋山君だった。

だから、いつか、君の抱えているものを私は知りたい。




そして、今度は、私があなたの心を溶かすよ。



似ているのなら、似ていることで、私にも何か出来るかもしれない。


囚われているのは、私も秋山君も同じ。


だから、ね?