「葉崎さん。一緒に行かない?遠足。」
「え。」

友達のいない私には、秋山君しかいないと思ったけれど、さすがに秋山君から誘いが来るとは思わなかった。

「うん、いいよ。」
「うん、ありがと。あ、あとこの前紹介した二人も一緒何だけど.......。」
「もちろんいいよ。楽しそう。」

秋山君と仲良くなりたい。なら、あの二人とも仲良くなりたい。

そして、秋山君の色んな表情を見てみたい。

勝手な感情だけど、君を知りたいから君と遠足に行きたい。

そんなことなど知る筈もない秋山君は二人の元へと行ってしまった。

少し、楽しみ。

今までは全く楽しくなかったのに。