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君と別れてから、帰路を歩く。

あの後の空気はやっぱりどこか気まずくて、会話が中々続かなかった。

でも、葉崎さんは必死に場を盛り上げようとしてくれて。

ああ、悪いことしたな。
葉崎さん、すっごく困ってたな.......。
俺と話してて楽しくなかっただろうに。

何気なく見上げた空は、紅葉を敷き詰めたようなオレンジ色で、秋を物語ってた。

秋空は、好きじゃない。
あの人が選んだ色だったから。

あ、