絶対、桜ちゃんと歩斗君わざとだ。

~!

.......まだ告白もしてないんだし!

あぁ、どうしよう。

帰れない。


そう思って本棚を見上げると、
そこには、あの日初めて君と出会ったときに君が取ってくれた本があった。


もう一度、読みたいな。

そう思って手を伸ばすけど、当然届く筈もなく。



でも、今回は、いけるかも?


変な、自信をもって、最大限までつま先立ちして手を伸ばす。











「何で、無理なのに再挑戦してるの。」