夢美があんまり人に悩みを相談しないタイプだってわかってる。

だけど…
たまには頼って欲しかった。

夢美は一人で抱えて一人で悩んで一人で答えを出す…。

その答えが当たりかはずれか
教える人がいない…。

だから助けたい。

「本当のこと教えろよっ。」

「翼が嫌い…だから…。」

え…?
俺のことが嫌い…?
いつから…?

「いつ…から…?」

なんで…黙るんだよ…。

夢美が俺のこと嫌いな素振りはみせたことがなかった…。

むしろ…。
楽しそうだった…。

無理してたのか?
嘘ついてたのか…?

「幼稚…園のときから…。」