「夢美元気になったな。」

翼が頭を撫でてくれたときドキドキした私がいた…。
翼を好きになっちゃいけない…。

だって…だって…
美優希の彼氏だもん…。

「…っ…。」

涙が止まらない…。

「夢美どうしたんだよっ!?」

「二人が付き合ったのがっ嬉しくて…。」

嘘…。
本当は苦しいだけ…。

「翼…っ…美優希と…学校行かなくて…いいのっ…?」

「美優希ちゃんは夢美と学校行ってあげてってさ。
危ないから(笑)。
子供じゃあるまいしな(笑)。」

違う…。

美優希は私に気を使ってる…。
だからだ…。