ある日、私と奏が屋上でお弁当を食べていた時の事



2人きりだからと思い、気を抜いていた



「ねえ、奏〜
今私が何考えてるか読める?」



「このピーマン奏が食べてくれたらいいのに...だろ?」



「やっぱり口に出さなくても心の読める奏には分かっちゃうかー
て事で食べて!」



「何が『て事で食べて!』だ
好き嫌いせずに食え
お母さん悲しむぞ?」



「ちぇー、奏なら食べてくれると思ってたのにぃー!」



「ピーマンは体にいいんだよ
もし今食わなかったら帰りのスイーツ食べ放題なし」