優しい声、唇の感触

そんなもので目を覚ました

チュ…

「おはよ…カレン」

「ん〜カレンじゃないよ、ママ…こどもじゃ

ないんだからチューとかやめてよぉ」

「ママじゃないんだけど…」

低い男の声だった

「どうしたの?カレン?」

後ろから抱きしめられた

いい香り

きっとまだ夢の中だ

これがTAKIだったら幸せなのに

「こっち見てよ」

その言葉のまま相手の顔を見た