【メールありがと。 これでいつでも話すことが出来るね。】



……うん。

これで、チャットじゃなくてもいつでもユージと話が出来る。

利用してたアプリは消えてしまったけれど、でも私はまた、ユージと話すことが出来るんだ。



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 サクラ>ちゃんとメール届いたよーっ!!

 ユージ>うん、さすが俺w

 サクラ>ww


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いつもと同じように笑う私とユージ。

今まで出来ていたメールが出来ないってなった時は、かなり焦ったけど……でもユージと連絡先を交換した今は、少しだけ気持ちに余裕が出来ていた。

フジヤマやYUKIとはまだだから、本当に少しだけなんだけどね。



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 サクラ>ユージって、今は2窓中?

 ユージ>うん、『高校生ルーム8』を見てるけど、フジヤマもYUKIもまだ来てない

 サクラ>そっかぁ……二人が来たら教えてね

 ユージ>おk、任せとけっ


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……フジヤマとYUKIは、まだ『高校生ルーム8』には来ていない。

フジヤマは仕事だろうから、今日はこのまま話せないで終わるかもしれない。

YUKIとは、あとで話せたらいいな……。



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 ユージ>それで、今日はYUKIと二人でどうだった?


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その言葉を見たあと、YUKIからの手紙へと視線を移した。