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オフ会をした日の、2日後。
私は再び○○駅へと来ていた。
時刻は、9時45分。
「えーっと、今ロータリーに居るよ…っと。 送信っ」
ロータリーの隅で小さく言いながら、YUKIにメールを送る。
今日はYUKIと二人で会う日。
『話したいことがある』って言ってたけど……なんだろう?
なんて思っていた時、すぐにYUKIから返事が届いた。
【俺もちょうど向かってるところ。】
そう書いてあったメールを読み終わり、視線を駅の出入口へと移す。
と、こちらに向かって歩いてくるYUKIをすぐに発見した。
私に小さく手を振ったYUKIを見て、私も手を振り返す。
「YUKIっ、一昨日ぶりだねっ」
「うん。 急に会おうなんて言ってごめんね。 無理させちゃったかな?」
「全然っ。 こっちこそ、フジヤマが馬鹿なメールを送ったせいでごめんね……」
「いや、フジヤマからメールが来なくても俺はサクラに会おうって言うつもりだったから」
そう言いながら、YUKIは笑う。
そんな彼を見つめながら、私は小さく小さく声をかけた。
「えっと、それで……私に話したいことって?」
「ん? あぁ、うん。 えーっと、実はそれ嘘なんだよね」
「……え、そうなの? じゃあなんで……」
「サクラに会いに来た。 じゃ、ダメかな?」
「……へ?」
「サクラと二人きりで会いたいって思ったんだよ」