私とフジヤマが何を話していたのか、ユージとユキはすっごく気になってると思う。

だって私が二人と同じ立場だったら、かなり気になるしね。


……でも、普段はなんでもペラペラ言うフジヤマが『絶対に秘密』なんて言うの、初めてだったから……だから二人はフジヤマの思いを尊重してくれたんだ。


フジヤマが何を思い、私に何を話したのか……きっと二人は今、色々なことを考えていると思う。

……言えなくてごめんね。

だけど私も、フジヤマの言葉を…気持ちを尊重したいって思うんだ。



【二人とも、何も聞かないでくれてありがとうっ(*- -)(*_ _)ペコリ】



そう書いたメールを、ユージとYUKIに送る。

話題の変わってしまったチャット内では、さすがに言えないからね……。


と思った時、すぐにYUKIから返事が来た。



【俺もみんなに言えてないこといっぱいあるから大丈夫。 ていうか俺の方こそ、男だってことずっと言ってなかったしね(笑)】



……あ、そういえばそうだよね。

じゃあ、お互い様ってことでいいのかな?



「あっ、ユージからもメール来たっ」



YUKIに【お互い様だねw】と書いたメールを送ったあと、ユージから来たメールを開く。