「……フジヤマ。 私、明後日にYUKIと会うね。 それで、ユージとは19日に会うよ」

「おう、報告よろしくー」

「ん……言える範囲でね」


「事細かく言えよ、手ぇ繋ぎました、ハグしました、チューしました、とか」

「もぉー、そんなことしないからっ」



YUKIもユージも友達なんだから、チューとかするわけないじゃんっ。

まったくもう……。



「……フジヤマって、ほんっと馬鹿だよね」

「さすが俺、だろ?」

「はいはい、さすが無敵のフジヤマさんですねー」


「ちょ、棒読みやめれっ」



けらけらと笑うフジヤマを見て、私も笑う。

その後も、私たちは色々な話をしながら笑い合った。

今日みんなで会った時の話や、チャットでの話はもちろん、フジヤマが深夜の病院を警備してる時に体験したちょっと怖い話……などなど、本当に色々だ。


そんなことを話してるうちに時間はあっという間に過ぎていき、辺りもすっかり暗くなった。