仕事を依頼されたら村から私たちの村へはそんなに離れてはいなかったので割とすぐ着いた。

夏凪翔の家の神社の中に私の家がある。

実は私たちは夏凪翔のお父さんと私のお母さんが兄妹の従兄妹どうしなんだ。

私の家は代々巫女、夏凪翔の家は昔は陰陽師だったらしい。

しかも夏凪翔の家の血はまだ純血なままで、力はすごく強い。


「「ただいまー」」

「「おかえりー」」

「偉零(いお)君、李弥(りや)君ただいま。」

「偉零兄、李弥兄ただいま帰りました。」


私たちが帰るとお兄ちゃんたちが待っていた。

偉零君と李弥君は私のお兄ちゃんたちで偉零君は私たちの7個上で、李弥君は私たちの5個上で、二人共すごい宵妖退治師だ。

偉零君は私と同じで、札を使うが、李弥君は全国で1人しかいない念力遣いだ。

2人ともとても優秀な宵妖退治師なので、全国に応援にいって3人揃うのは珍しいことだ。

お父さんとお母さんも2人揃うととてつもなく強くなるので、今は北海道の応援に行っていていない。

それでも1人の時と比べて偉零君と李弥君がいてくれるのはとてもうれしい。