「ねぇもう考えるのやめにしない?私たちがこんなんじゃ助けられる人も助けられないよ?」


私は思い切って聞いてみた。


「誰かを犠牲にするんじゃなくて誰かを助けるの。」


「夏葉の言う通りよ。」


美夜も賛成してくれた。


「私たちは運命に縛られているかもしれないけど、その前に1人の人間で1人の宵妖退治師よ。命を懸けて守る生命は沢山あるはず。」


夏凪翔も賢迅も頷いた。


「俺達は生命を救う義務がある。」


そう夏凪翔が言うとみんなで笑って頷いた。