恐る恐る聞く。
なんだかすごく・・・
近くにいる気がしたから。
「いや、仕事はするな、って
言われたんだけど、やっぱね、
週末なのにみんなに迷惑かけて
やばいなって思ってさ。」
「んで?」
「今、店の近くにいるんだ。
お客こないから別にいいんだけど
どうせ出てきちゃったしさ
キャッチでもしようかと・・・」
「会える?」
「え?」
「会える?今から。」
思わずあたしは言ってた。
手には二ヶ月前にもらった
塁の名刺を握り締めて
店の裏の狭い非常階段を
駆け下りていた。
なんだかすごく・・・
近くにいる気がしたから。
「いや、仕事はするな、って
言われたんだけど、やっぱね、
週末なのにみんなに迷惑かけて
やばいなって思ってさ。」
「んで?」
「今、店の近くにいるんだ。
お客こないから別にいいんだけど
どうせ出てきちゃったしさ
キャッチでもしようかと・・・」
「会える?」
「え?」
「会える?今から。」
思わずあたしは言ってた。
手には二ヶ月前にもらった
塁の名刺を握り締めて
店の裏の狭い非常階段を
駆け下りていた。