私は大きく両手を差し出した。

高く高く青く青く

永遠に続く大空に向かって

まるで生まれたばかりの天使が

羽根を広げて

飛び立つかのように・・・

お腹に優しく手を添えると

燦然とオレンジに輝く太陽が

愛する人の笑顔と重なって見えた。

今もここに彼はいる・・・


そして・・・

やがて雲に流されて

形を変えて

あたしの喜びの涙と一緒に

キラキラと反射しながら

青い空に溶け込んでいった


消える瞬間

透明な風になった彼は・・・


確かにこう言った



 <ずっと君と・・・・・>