・・そしたら

バシっと言い返されたよ。

「なんでそんなん俺に

渡すんですか?

あいつの気持ちは

どうなるんですか?」

ってね。

「そんなん俺に頼むくらいなら

あいつに、さよなら!って

ちゃんと
言うたってくださいよ!」

俺は何も言い返せなかった。

お前にさよなら言うことが

できなかったから・・・

その時俺は自分の身勝手さを

痛い程思い知ったよ。

「好きやったらあいつを

信じたってください。

そんなに弱い奴ちゃいます!

あいつが諦めん限り
塁さんも放うらんとって
やってください。

あいつのことも自分の夢も!

ユラは、あいつは
そんな事望んでませんよ!」

ってペンダントつっ返された。