ずっと側にあると信じてた太陽は

ついにその姿を隠した。

蝕むような暑さの中に

脱皮した抜け殻だけを残して

私のオアシスは消えてしまった。

痛いほどの刹那さと不安を抱えて

眠れぬ夜を過ごすように

私を潤すものは消え

すべては色褪せて

セピア色に染まってしまった。

愛を信じなかった罪を

永久に罰するかのように。

最後の勇気を振り絞って

入れたメールだけが

今も送信ボックスに残ってる。


「私の事が好きじゃなくなったなら

もう別れていいんだよ!」


最後まで意地っ張りだった私に

塁からの答えはなかった。