それから私達は

短いけれど楽しい時を過ごした

私はBarで友達になった女の子達と

塁の店に行き

ダーツやジェンガの勝負をして

負けたらロンリコとか

スピリタスを賭けて・・・


ちょうど世間は

ワールドカップの話題で盛り上がり

熱気を帯びていた。

日本戦がある日は
おっきなスクリーンで応援し

塁の仕事が終わるのを待って

昼までカラオケをして・・・

塁の笑顔はいつも側にあった。


こんな日々が続くと思ってた

ずっとずっと永遠に。

永遠なんてないのにね・・・?

でも
その時がいつ訪れるかなんて

考えたくもなかったんだ。

幸せな時間に死角があるなんて

想像もしなかったんだ。