入学式前日。
今日はこの町を知るためにも、近くのショッピングモールに家族で来ています!
今の時刻は10時10分。
お父さんは服を試着しに、弟はお母さんと一緒に靴を見に行っているから、私1人で椅子に座っています。
暇だから、私もどこかの店に行こう!と思い立ち上がった。
その瞬間。
偶然後ろを歩いていた人にぶつかってしまった!
私はすぐに
「すみません!」
と謝った。
焼けている細い足に赤&白&青のミサンガが目に入った。
男の人だ。返事がない。
怒っているのかなと思い、顔を恐る恐るあげると_。
相手は気づいてなかったのか、私の視線が自分に向けられていることに気づいた。
背が高い。耳には新品のような輝きの赤いヘッドホンがあった。
その人が口を開いた。
「どうしたの?」
「椅子がぶつかってしまって謝っていたんですけど、返事がなかったので・・・」
「そうなの!?気づかなくてごめんね!しかも謝ってくれていたのに・・・」
「いいえ!謝る必要なんてありません!私が周りをみないでいたのが悪いので。」
「じゃあ、お互い様で。それでいいかな?」
「でも_」
「俺行く所があるから!バイバイ!それと_ごめんね!」
ミサンガの人は私に背中を向けて早歩きをしていた。
優しい人だな。また会うことができたら、ちゃんと謝ろう。
今日はこの町を知るためにも、近くのショッピングモールに家族で来ています!
今の時刻は10時10分。
お父さんは服を試着しに、弟はお母さんと一緒に靴を見に行っているから、私1人で椅子に座っています。
暇だから、私もどこかの店に行こう!と思い立ち上がった。
その瞬間。
偶然後ろを歩いていた人にぶつかってしまった!
私はすぐに
「すみません!」
と謝った。
焼けている細い足に赤&白&青のミサンガが目に入った。
男の人だ。返事がない。
怒っているのかなと思い、顔を恐る恐るあげると_。
相手は気づいてなかったのか、私の視線が自分に向けられていることに気づいた。
背が高い。耳には新品のような輝きの赤いヘッドホンがあった。
その人が口を開いた。
「どうしたの?」
「椅子がぶつかってしまって謝っていたんですけど、返事がなかったので・・・」
「そうなの!?気づかなくてごめんね!しかも謝ってくれていたのに・・・」
「いいえ!謝る必要なんてありません!私が周りをみないでいたのが悪いので。」
「じゃあ、お互い様で。それでいいかな?」
「でも_」
「俺行く所があるから!バイバイ!それと_ごめんね!」
ミサンガの人は私に背中を向けて早歩きをしていた。
優しい人だな。また会うことができたら、ちゃんと謝ろう。