「そういえば、今日からなんだよね。二人だけなの」
「うん。でも一人なの慣れてたから、颯真いると安心するなぁ」
「気をつけてね、颯真オオカミになるかもしれないから」
オ、オオカミぃ!?
「ええっ、き、吸血鬼?」
「やばい、怜音ちゃん危険。颯真も危険。とりあえず警告しとかなきゃね」
謎な意味不明なことを言った真結ちゃんは颯真にそっと耳打ちする。
私も意味不明なこと言ってるけど...。
「お前が心配することじゃねえし」
ツンと顔を背けてる颯真。
何を言ったかは分からないけど、悪いことしないようにって言ったのかな。
真結ちゃんのことだし。