だけどある日、会社でよくある呑み会があって、そこに他県の偉い人がきた。
名前はBさん。年は27歳。見た目は普通。役職は上あたり。
まぁまぁのスペックだ。
特にその人に関心も持たなかった。なぜならA君がいたから。
その次の日、会社の先輩からご飯食べに行こうと連絡がきて家にはなにも食べるものがなかったので行くことにした。
先輩と私だけ、と思ったらまさかのBさんもいた。本当にびっくりして帰りたくなった。
ただ、偉い人とか、上の人と話したくなかっただけだけど。
Bさんとちょくちょく話すようになって仕事のアドバイスや相談も乗ってくれるようになった。
ただの偉い人が親切な上司になった。
ごますりの為連絡先も交換した。
このときA君とは本当に朝と夜の挨拶くらいになってて、ほぼほぼ好きという気持ちも薄れていた。
毎日Bさんと連絡をとってるうちに、Bさんのアプローチがぐんぐん強くなった。
内心嬉しかった。A君とは疎遠だったし、なにより可愛いだの会いたいだの言うのはBさんだけだったから。
たまたま福岡に帰ることになって、仕事終わりに帰るため着くのが朝方になってしまった。
親にも連絡したがやっぱり寝てて、もう外で過ごすかなとか思ってたらBさんが丁度起きて泊まらせてもらうことになった。