真「美雨はこれから寮生活ってことですねぇ!HAHAHA……」

予想的中……。やっぱり………。
……ん?

美「え!?でも私、荷物持ってきてないよ!?」

真「あぁ、それなら心配ない。今日の夜には兄貴が寮に荷物を届けてくれるらしいぞ!」

……そういうことかっ…!
朝、「荷物は持ってかなくていいぞぉ〜!」とか言ってた理由は!これなのか!!!!クソ親父めっ!!!

美「はぁ〜…分かった。理解理解。」

真「よし!じゃあ、今から美雨の担任呼ぶからちょっと待ってて!」

担任?あぁ、転入したからか。
なるほど。

ピンポンパンポーン♪

真「えーっと、神崎 隼人(かんざき はやと)先生〜神崎隼人先生〜!1分以内に理事長へ〜Go!遅れちゃったら……ムフフッ♡じゃぁ待ってるねぇっ」

ブチッ

わー……すっごい呼び出し方したよ〜この人……
ダメな大人だ……先生かわいそう……
って……ん?神崎隼人?隼人ってもしかして!?

バンッ!!!

?「っはぁーっ!はぁーっ!おい!!!真守!お前いっつもいっつもその呼び出し方やめろよな!!!」

あっ!!!やっぱり!!!!

美「はーちゃんだ!!!!!!!」

隼「あぁ?誰だてめぇ。気安くその名前で呼ぶんじゃねぇよ!!!!」

プッツーン
はぁい♡私オコオコ♡

真「ああぁっ……俺っ……俺しーらないっ!」

隼「あぁ!?真守お前何言っt「お前誰にそんな口聞いてんだよ…あ"ぁ!?(殺気)」……は?……え?その殺気……美…雨か?」

チッ……もう気づいちゃった……

美「はぁっ……そうだよ……なんで最初から気づかないのかなぁ……」

隼「まじかよ!?いや!気づくわけねぇだろ!?!髪の長さも色も違うし!ましてや男子校だし!!なんでここにいるんだよ!!?」

美「あっ!そっかぁ!私今、ウィッグ付けてたんだ!なるほど!!!えっとね!パパとママに行けっ!て言われたから来た!」

隼「まじかよ……悠と比奈さんは何考えてるんだよ……全く……とりあえず、教室行くぞ。」

教室?あっ、そっか!忘れてた……

真「ほんとにねぇ!!!でもまぁ、何かあったら美雨。いつでも理事長室に来い。俺も隼人も美雨の味方だ。待ってるからな!」