母「美雨……大丈夫?」

父「無理してないか?」

さっきまでは行け行け言ってたのに……

やっぱりパパとママは優しい
……行きたくない。もう人と関わりたくないって思うのも半分。でも、もう自分でどうにかしたいと思っているのも半分。
もうそろそろ頼りっぱなしはやめよう。

そう思った私は

美「大丈夫。パパ?ママ?ありがとうっ!でも、私、行く。」

“私“の意思を伝えた。

母「そう。美雨がそういうのなら、お母さんも嬉しいわっ(ニコッ)」

父「ああ。パパも嬉しいっ!(ニコッ)」

……パパとママ嬉しそう
そうだよね。
ずっとずっと逃げてきて、ずっとずっと心配かけてきたもん……
私も…………変わらなきゃ。
……いや……ううん。
戻らなきゃ。昔の私に。

美「制服は?どこ?」

父「そのことなんだけどなぁ、さすがに男子校に女の子の格好で行くのは(いろんな意味で)危険だから、男装をして欲しいんだ。」

……ん?男装???

母「はいっ!これが、着替えねっ!早く着替えてらっしゃい!」

パパとママの勢いに押されて、私は理解出来ないまま、着替えに自分の部屋に行った。



そして袋を開けてみると、中には

・茶色のウィッグ
・茶色のカラコン
・男子の制服
・サラシ

が入っていた。

はぁ……とため息を吐きながら、私はウィッグを付けるために自分の髪を……生まれつき銀色の髪を結び始めた

あ、そういえば私達について詳しく言ってなかったね!
ってことで次のページで作者さんが紹介してくれるみたいだから、よければ読んでねっ!