怒っている それ以上にまとっている空気が、身体を恐縮させる 出入り口の方には拓真達も立っている モブ女達は完全に逃げ場を失った 「おい」 虎太のいつもより数倍低い声 モブ女達は震えている 虎太は椅子をぶつけようとした派手な子の胸ぐらを掴んだ 「こいつに手出すな」 怖い虎太