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ー図書室にてー


『全部、実月ちゃんのおかげだよ。
本当にありがとね』


『ううん…!良かったね航くん…!』


『美優も実月ちゃんにお礼言ってたよ』


『……み、美優さんが?
わたし何もしてないのにな…。
でも、本当に良かった…!』


『ん、それだけ言いに来ただけなんだ!
それじゃあ俺、もう行くね!』


『あっ……またね…!』


そう言って、
わたしは航くんを見送ったあとに…


先ほどから後ろにいる京ちゃんのことを
バッ…と見た。