「そ、そうだよね…!ごめん、
なんかすごく失礼なこと言っちゃった…」
「あははっ…まさかその発想はなかったわー!
さすがみっちゃんだね!」
と、未だに笑いをこらえながら言っている。
「ほんとにごめんね…!?
菜々ちゃんの彼氏さん、
すっごい真面目な人なのに……」
「……へ?真面目って……雅人が!?」
「うん…!去年も今年も学校祭で会ったけど…
すっごい誠実そうな人だよね…!」
「……あー、あれ猫被ってるだけだよ…」
「えっ、そうなの!?」
「そうそう。本当はすっごい口悪いからね」
「えっ、そうなんだ…!
でも…そう言われてみれば…」
「……ん?」
__……不意にわたしは、
学校祭の出来事を思い出した。