「にしてもみっちゃん、
本当に水族館好きだよね…!」


「大好きだよ…!前に京ちゃんと来たときに
すっごく楽しくて…!」


「そうだったんだ…!
魚を見てるときのみっちゃん
超輝いてるもん…!」


「……ええ、それ褒めてるの!?」


「もちろんだよ…!!
てゆうかさ、さっきから思ってたんだけど…
室内あっつすぎない!?」


そう言って、菜々ちゃんが首元の洋服を
パタパタと扇いだ……そのとき。


……菜々ちゃんの首筋に、傷跡が見えた。