昼休みも終わり、
午後も学祭の準備が続いていた。
「このゴミ袋、捨ててきて大丈夫?」
「うん!ありがとみっちゃん!」
「いえいえ!」
わたしは袋を持って、
1階の外にあるゴミ捨て場まで向かった。
__ガコッ……
あとは何しようかな…。
そんなことを思いながら、
学校内へ入ろうとした……そのとき。
「ねぇ、あれそうじゃない?」
「そうだね!話しかけてみようよ!」
そんな声が、どこかから聞こえた。
そして……
「…あのぉー、もしかして
茅ヶ崎 実月ちゃん?」
不意に、わたしは後ろから
誰かに名前を呼ばれた。