そして、学校祭の準備期間。


教室の中は、
どんどんお洒落な内装に変わっていく。


「わっ…すごいね菜々ちゃん!
まるで本当のカフェみたいだね!」


教室前の廊下に立ちながら
そんなことを言う。


「ほんとだね!
さて、と。あとはメニュー看板作りと……
あ、放課後は委員会あるんだっけ…」


と、菜々ちゃんは実行委員なだけに
忙しそうだ。


「ごめんみっちゃん!
ちょっと小林と打ち合わせしてくるわ!」


「うん!頑張ってね!」


菜々ちゃんを見送り、
『次は何しようかな…』と考えていた
そのとき。