…どき、どき。
胸の音が、いつもより早くて
わたしは首を傾げる。
…なんで?
相手は、お兄ちゃんみたいな存在の…
京ちゃんなのに。
なんでわたし、ドキドキしてるのかな。
不意に、隣にいる京ちゃんを見上げると
なぜかすぐに目が合って…
わたしはバッと目をそらした。
「ふっ…なんだよ実月」
そんな言葉の後に、
頭をクシャッとされて……
「っ……」
なんでだろ、いつものことなのに…
いつも以上にドキドキするんだ。
……どうして?
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