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そして、放課後の帰り道。


わたしは、隣にいる京ちゃんと
学校祭のことについて話していた。


「…でね!今年の模擬店は
内装がアンティーク風の
お洒落なカフェになったんだよ!」


「へぇー、お洒落なカフェ、か。
……まさかおまえ、
またワンピースみたいなの着るのかよ」


…去年のことを思い出したのか、
京ちゃんは露骨に嫌そうな顔をする。


「そ、そんな顔しないでよ…!
今年は普通のエプロンだよ!」


「…ふーん、ならいいけど。」


そう言って、
なぜかホッとしている京ちゃんを見たら…
わたしは軽く傷付いた。