「心配かけてごめんね菜々ちゃんっ…。
あと、ありがとう…!
っわたし、菜々ちゃんと出会えて
本当に良かった…」


思わず涙声でそんなことを言うと
菜々ちゃんはギョッ…とした顔をする。


「そ、卒業式みたいになってるって…!
私も出会えて良かったけどさっ…」


「うう…菜々ちゃんありがとうッ…」


「それでみっちゃん、もう大丈夫なの…?」


「……へ?あ…うん!
もう、大丈夫!たぶん!」


「…そっか。」


そう言って、菜々ちゃんは優しく微笑んだ。